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止まらない日産6年ぶり4強/社会人野球

準決勝進出を決め、笑顔でタッチを交わす日産自動車ナイン(共同)
準決勝進出を決め、笑顔でタッチを交わす日産自動車ナイン(共同)

<社会人野球:日本選手権:日産自動車4-2日本通運>◇20日◇9日目◇準々決勝◇京セラドーム大阪

 今季限りでの休部が決まっている日産自動車(神奈川)が日本通運(埼玉)に競り勝ち、6年ぶり5度目の4強進出を決めた。2回に1点を先制し、その後も小山豪内野手(35=東洋大)、吉浦貴志外野手(30=熊本工)の適時打などで3点を追加。2投手の継投でリードを守りきった。巨人にドラフト1位指名された長野久義外野手(24=日大)擁するホンダ(埼玉)、三菱重工横浜(神奈川)、JR九州(福岡)も4強に進出した。

 勝利の瞬間、スタンドから「日産ありがとう」の声が響いた。接戦を制した原動力は、今季限りでバットを置くベテランたちだ。まずは4番の小山。1点リードの3回1死一、二塁から右前に運んだ。「どんな形でもいいから打ちたかった」と、貴重な追加点をもたらす一打を喜んだ。主将の吉浦も負けじと、4回2死二塁から中前適時打を放った。寮では同部屋の2人。吉浦は「『力を出し切って、1試合でも多くやりたい』という話をよくしてた」と振り返る。

 今大会、日産の選手は一塁へのヘッドスライディングを多用するが、吉浦は「ケガするから本当は禁止。でも強い気持ちの表れだから」と苦笑する。小山は「あきらめの悪い日産の野球が受け継がれてきたかな」と満足げだ。「ありがとう」を言うのは、まだ早い。部とともに現役生活を終える男たちに引っ張られて、名門は頂点に向かって突き進む。

 [2009年11月21日8時47分 紙面から]


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