今秋ドラフトの目玉、早大・斎藤佑樹投手(3年=早実)が5日、東京・東伏見の早大グラウンドで始動し、9球団21人のスカウトの前で初投げを披露した。昨年より1カ月早く、大学入学後初めて練習初日からブルペンに入った。スライダーを交え約30球。年末年始も休まず、実家群馬から戻った3日には自主練習でブルペン入りした。プロ選手と比較しても異例の早さに「最後の年。気持ちを表にしていきたい」とやる気満々の姿勢を見せた。

 既にドラフト1位指名を公言するロッテは練習開始2時間前に、松本シニアスカウトら4人体制で一番乗りであいさつに訪れた。同じく1位指名する方針のヤクルトも4人体制。巨人、阪神、日本ハム、楽天、ソフトバンク、西武、オリックスの9球団が集結。斎藤は「(将来)野球をやると決めている。プロ野球でできたらいい。この1年間の結果が大事」と強調した。