<東都大学野球:亜大6-4中大>◇第6週2日目◇13日◇神宮

 亜大が中大に逆転勝ちし、優勝に望みをつないだ。同点で迎えた8回に本間篤史外野手(4年=駒大苫小牧)が決勝の犠飛を放って勝ち越した。今ドラフトの超目玉、中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)に出番はなかった。14日の3回戦で沢村と東浜巨(なお)投手(2年=沖縄尚学)が再対決する。

 1回戦で沢村から本塁打を放った本間がこの日は犠飛で勝利を導いた。同点で迎えた8回無死二、三塁から貴重な1打点。本間は「(生田)監督から小細工はないから思い切って行けといわれました。みんながつないでくれたんで」と話した。駒大苫小牧では06年夏、エース田中(現楽天)を擁して甲子園を制した主将だった。12日の試合後、ナインは東浜から「もう1回、投げさせてほしい」と懇願された。それにこたえる逆転勝ち。東浜は「負けられない」と初戦の雪辱を誓った。