<全日本大学野球選手権:東洋大5-0東海大>◇決勝◇13日◇神宮
12日に142球を投げた巨人原辰徳監督(51)のおい、東海大・菅野智之投手(3年=東海大相模)は6回途中3失点で降板。最速155キロの直球は150キロ止まりだった。
もう乾いたはずだった菅野の涙が、神宮を出た瞬間に再びあふれて落ちた。スタンドで応援していた制服姿の仲間を見つけて号泣。「悔しい思いしかない。勝って恩返しがしたかった」と責任を背負い込んだ。
12日は142球完投。振れないはずの重い腕を、95回振った。150キロ以上は1球だけで、三振は1つ。空振りはわずか2球だった。「気持ちだけは絶対に負けない」と立ち向かったが、2回2死二塁からスライダーを右翼線に運ばれ先制を許す。6回は3安打で2点を失った。
尊敬するおじ、巨人原監督も達成できなかった大学日本一を目指した。「表彰式では隣でしたけど(日本一への)距離は長くて遠い」。敗戦が再挑戦へのスタートになる。




