東都大学リーグの東洋大、中大、東京6大学の慶大が19日、練習納めを迎えた。来秋ドラフトの目玉、東洋大・藤岡貴裕投手(3年=桐生一)は軽めの調整で終え、「来年はゼロ敗が目標」と意気込んだ。

 今季は春秋リーグで12勝。副将となり文字通りチームの柱となった最速150キロ左腕は、東海大・菅野、明大・野村とともに「大学BIG3」と称される。それぞれリーグが違うため、対戦できるのは大学選手権と明治神宮大会の2回だけ。口調は穏やかでも、「菅野にも野村にも負けたくない」と負けん気は人一倍強い。

 今年のドラフトは、大学日本代表で一緒の早大・斎藤、大石が重複指名された。「知っている人が多くて楽しかった」と笑うが、来秋は藤岡がその立場になる。菅野、野村に勝ち、「大学NO・1投手」の称号でプロの道へ進むつもりだ。