男女問わず、キュッと引き締まったお尻に憧れるもの。記者もその1人だ。図らずも1月中旬、ヒップアップの秘訣(ひけつ)を体感せざるを得なくなった。

 毎年、オフは選手に「笑われに」行く。自主トレ取材の際、「オマエもやってみろ」と言われたらYESと答えるのだ。プロ選手がどれだけハードに体をいじめているかを肌で感じるためだ。過去には井川(当時ヤンキース)のランメニューで吐いたこともある。

 今年は阪神大和に参加を強いられ、同じメニューを3時間体験した。アップにかける時間はなんと2時間! 黙々とショートダッシュを繰り返す。片足を浮かして屈伸しながら、地面に置いたボールを1個1個移動させる。ん? なんか身に覚えが…。かつての悪夢がよみがえってきたぞ…。

 数年前にロッテ井口&阪神鳥谷の合同トレに参加させてもらった時と同じ内容。先輩からメニューを受け継いだようだ。「明日どこに筋肉痛が来るか、楽しみにしててください」と大和はニヤリ。はい。来ました。両太もも、そしてお尻に強烈な痛みが…。立ち上がるだけで、生まれたての子鹿のように足がプルプル震える。お尻の引き締め方、分かりました。もちろん毎日継続する勇気は、ない。【阪神担当=佐井陽介】