今大会で最も話題性を持つ早実(西東京)の1年生、清宮幸太郎内野手は初めての甲子園の雰囲気を体感して「今までは実感が湧かなかったが、ここに来て暴れてやるぞという気持ちが増した」と胸を高鳴らせた。

 強打の3番打者はヘルメットを着用して打席に入り、マウンドの投手の投球動作に合わせて鋭い振りを披露した。報道陣から本塁打や安打を打つ姿を想像できたか、と問われると「できました」と会心の笑みで返した。

 守備では「飛び込みながら捕るのはよくあるので」と、ファウルゾーンのカメラマン席までの距離やフェンスの高さを抜け目なく確認した。周囲からの注目は膨れ上がる一方で「期待に沿う活躍をしたい」と大物ぶりを感じさせた。