創設100年の節目を迎える第97回全国高校野球選手権大会は6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、全国49代表校による熱戦が幕を開ける。

 開会式は午前9時に始まる予定。

 入場行進は、初めて「選手入場式」が行われた第3回大会で先頭を歩いた慶応普通部の後継校、慶応(神奈川)の宮田皓主将が先導する。続いて、1915年の第1回に出場した10校の現役部員が復刻ユニホームを着用し「高校野球100年」の青い横断幕を持って行進する。

 大阪大会で敗れた前年優勝校、大阪桐蔭に続き、白樺学園(北北海道)から興南(沖縄)まで北から南の順に選手が登場。初代王者、京都二中の流れをくむ鳥羽(京都)の梅谷成悟主将が選手宣誓をする。

 57年の選抜大会で早実(東京)を優勝に導いた王貞治ソフトバンク球団会長が始球式に臨む開幕試合は、全国最多36度の出場を誇る北海(南北海道)と鹿児島実が対戦する。第2試合は岐阜城北と春夏合わせて11度の優勝を数える中京大中京(愛知)、第3試合は宮崎日大と上田西(長野)がぶつかる。