夏の甲子園優勝投手の小笠原慎之介(3年=東海大相模)が今大会初登板初先発。6回を3安打1失点に抑え9奪三振。勝利投手になった。

 甲子園で最速151キロをマークしたストレートは144キロ止まりだったが、制球重視で丁寧に低めに集めた。

 投球内容は以下の通り。

 1回、先頭打者を見逃し三振。2、3番に連打されたが4番を二ゴロ併殺打に仕留めた。

 2回は2三振を奪い3者凡退。3回も3者凡退に抑えた。

 4回は2四球を与えたが2三振を奪って無失点。

 5回は3者連続三振。5回まで2安打2四球8三振の無失点。

 6回、安打と自らの失策、ボークで無死二、三塁。1死後、内野ゴロで1点を失った。

 小笠原は「粘れたのが一番良かった。真っすぐを振ってきてくれて、空振りを多く取れたのが良かった。日本人と違う野球の中で最初は手こずったんですが、修正できたと思います」と話した。