一関学院が4投手の変幻継投で、2年連続5度目の優勝を飾った。

 沼田尚志監督(56)が「投手が課題だった大会。よく踏ん張ってくれたので、いい収穫でした」と喜ぶほど、大舞台の決勝で控え層が勝利を呼び込んだ。

 右横手投げの千葉拓望(3年)が先発し、左腕の平岡弘喜(3年)が2番手で登板。1点差に迫られた4回1死一、二塁からは3番手として右横手投げの佐々木蓮(3年)が後続を断って、流れを呼んだ。

 8回無死1塁からは、前日28日の準決勝を完投したエース左腕・大竹樹希哉(3年)がマウンドに上がり、締めくくった。

 タイプの違う投手に、準決勝で13安打を放った花巻東打線は7安打で長打はなし。3回3分の2を無安打に封じ込めた佐々木は「かなり自信がついた」と胸を張った。