履正社(大阪)が鳴門(徳島)に打ち勝ち、初の決勝進出を決めた。前半は点の取り合いになったが、5回裏に代打の岡田瑛人外野手(3年)が決勝の高校15号3ラン。6回から救援登板のエース寺島成輝(3年)が4回を1安打7奪三振無失点に抑え、リードを守った。

 岡田は夏の甲子園大会3回戦・常総学院(茨城)戦で、3点を追った9回裏の代打に起用され、二塁ゴロで最後の打者になった。チームを初の決勝に押し上げる決勝弾に「ほんのちょっとだけですが、夏の悔しさを晴らせました。こういうチャンスをいただけて、指導陣、チームメートみんなに感謝です」と笑った。