中学時代はスキーのチャンピオンとしても注目された大阪桐蔭の2年生、根尾昂(あきら)外野手が、2点適時打で甲子園にデビューした。

 「5番・遊撃」で先発出場。初回、4番の山本ダンテ武蔵外野手(3年)が押し出し四球を選んで先制し、なおも無死満塁と好機は続いた。ここで根尾は一、二塁間を破る適時打を放ち、2点を追加した。「前の打者が押し出しで、投手も苦しい場面。ストレート中心で来ると思っていました」と、冷静に相手投手の心理を読んでいた。

 4回には同じ2年の山田健太内野手が、中押しの2ラン。根尾は「(2年は)みんながライバルです」と、同級生の活躍にいっそうモチベーションを高めていた。