早実・清宮幸太郎内野手(3年)は5打数1安打1四球、高校通算80号本塁打は次戦に持ち越しとなった。

 第1打席で投手強襲の痛烈な内野安打。第2打席は二ゴロ失策、第3打席は四球、第4打席は中飛。第5打席、第6打席も中飛だった。

 清宮が打席に入ると中大付守備陣が「清宮シフト」を敷いた。外野手はフェンスにへばりつき中堅手は右中間へ移動。内野も移動。遊撃手は二塁ベース後方へ。二塁手は外野付近まで下がった。

 この「清宮シフト」に阻まれたのが7回の第5打席。2死二、三塁から右中間へ痛烈なライナーを放った。右中間を破るかと思われたが右寄りに守っていた中堅手がさらに右方向に走ってランニングキャッチした。

 清宮は「ショートもすごいところに守っていた」と話すなど極端なシフトに驚いた様子だった。5打数1安打の結果には「捉えられないのは自分のミス」とふり返った。

 次戦3回戦は7日の岩倉戦。午前10時から神宮第2球場で行われる。