東海大甲府(山梨)と桐蔭学園(神奈川)との練習試合が3日、神奈川・桐蔭学園グラウンドで行われた。プロ複数球団が注目する東海大甲府の高橋周平内野手(3年)は、3試合のうち2試合に出場し7打数1安打1打点。前日2日には横浜(神奈川)との練習試合で高校通算70号の本塁打を放ったが、71号は出なかった。チームは3-13、4-5で敗れた。

 高橋は1試合目、桐蔭学園のエース左腕、内海(うちうみ)裕太投手(3年)の低めの変化球に苦しみ、3打数無安打と抑えられた。チームも桐蔭学園に16安打を浴び8回コールド負け。高橋は「相手投手は低めのコントロールが良かった」と振り返りながらも、「状態が良ければ打てない球ではなかった」と、連戦による疲労の影響で万全の状態ではないことをうかがわせた。「自分の役割は本塁打を打つことではない。もっとチームに貢献できるバッティングをしたい」と、9日開幕の山梨大会を見据えた。

 高橋を封じた桐蔭学園の内海は「とにかく低めに投げて、ゴロを打たせることを心がけた。有名な打者なので、自信になります」と手応えを口にした。