<練習試合:桐光学園7-3早実>◇9日◇八王子・早実グラウンド

 昨夏の全国高校野球選手権大会で1試合22奪三振の新記録をマークした桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手(3年)が、早実(東京)との練習試合で5回途中から登板し、打者14人を無安打に抑え、8連続を含む10三振を奪った。

 試合は7-3で勝利した。

 松井は切れのある速球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜ、今春の選抜大会に出場した早実に振り逃げの走者1人しか許さなかった。9回は1イニング4奪三振を記録。9回も3者三振で締めた。

 夏の甲子園大会連続出場を目指し、走り込みなどで追い込んでいるそうで「体は重かったが、勝ちにつなげられてよかった」と笑顔を見せた。

 7月7日に開幕する神奈川大会の組み合わせ抽選で、桐光学園は横浜や横浜隼人といった強豪校がそろうブロックに入った。松井は「目の前の相手と一戦一戦やるだけ」と気合が入っている様子だった。