快挙だ!慶大・渡辺憩捕手(1年=慶応)が引き分け間際の延長12回1死、サヨナラ本塁打。ルーキーの初打席サヨナラ弾は同リーグ99年の歴史で初。価値ある勝ち点を挙げた。早大-明大は延長10回まで0-0も、11回に早大が一挙5点で勝ち点。通算100安打にあと「2」と迫る明大・宗山塁内野手(4年=広陵)は無安打だった。

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慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)がほえた。5回、左わきに死球を受けると「ウオー!」と声を上げ、その後、相手投手に強い視線。スタンドで観戦した父和博氏(56)の現役時代さながらの闘志を見せた。6回には一塁でダイビングキャッチに成功。ピンチをしのぐと、ベンチへ戻りながら死球時以上の大きな声で「ヨッシャー!!」と絶叫するなど、大事な一戦に気合がみなぎっていた。