日本高校野球連盟は10日、今夏の第90回全国選手権大会の記念事業として全国の加盟校野球部を対象に行った実態調査結果を公表した。09年度から条件付きで認められることになった特待生制度については、回答した私立774校中、283校(36・6%)が採用する予定。191校(24・7%)が採用するか否かを検討中と答えた。採用の予定がないとしたのは294校(38・0%)だった。

 野球留学については全体の37・2%にあたる1506校が「就学の自由だから問題ない」と回答。「望ましくない、基準を設ければいい」を含めると7割以上の加盟校が容認する姿勢を示した。また、埼玉と新潟の2校で女性監督が登録されていることも分かった。

 この調査は93年から5年ごとに行い、今回が4度目。加盟4128校中、約98%にあたる4050校から回答があった。