第93回全国高校野球選手権で準優勝した光星学院(青森)の野球部員が飲酒していた問題で、日本高野連は26日、同校を厳重注意処分とした。学校では、法官新一校長(62)橋場保人副校長(48)仲井宗基監督(41)が会見を開き、10月の秋季国体の出場辞退を申し入れ、受理されたと発表。飲酒のほか、部員の賭けボウリングとパチンコ店への出入りも認めて謝罪した。仲井監督、小坂貫志部長(33)への処分はなかった。

 問題は決勝戦から2日後の22日に、外部の指摘で把握。ブログに記述があったとされる上級生の暴力については、橋場副校長が「なかった」と断言した上で「本人は、男として箔(はく)が付くという、安易な考えで書き込んだ」と説明した。

 秋季大会の出場は問題なく、活動を自粛していた新チームは今日27日に練習再開する。再発防止も約束した仲井監督は「部員に先はありますが、甘やかさず反省させている。この問題を全員で受け止め、一から出直したい」と頭を下げた。