<高校野球招待試合:桐光学園9-0熊本工>◇26日◇熊本藤崎台

 日本一の左腕が日本一の左腕をくぎ付けにした。昨夏甲子園で1試合22奪三振の記録を樹立した桐光学園(神奈川)・松井裕樹投手(3年)が登場。熊本工を相手に9-0でリードした7回にリリーフとして登板し、3者連続三振の投球を見せコールド勝ちした。

 直球は最速140キロ止まりで調子が悪いと見るや、チェンジアップでカウントを稼ぎ、スライダーで仕留めた。前日の東海大星翔戦の9回から合わせると6連続奪三振。「投手にとって一番の評価は0に抑えること」と納得の表情だ。

 気合が入った理由がある。センバツ優勝の浦和学院(埼玉)も招待されており、観戦していたからだ。同校のエース小島和哉投手(2年)は「スライダーがすごい。松井さんのようになりたい」と衝撃を受けた。両校は7月1日に練習試合を行う予定だが、“日本一”同士の対決が夏の行方を占うのは間違いない。【島根純】