甲子園球場で開かれている選抜高校野球大会1回戦で、向陽高(和歌山)に敗れた開星高(島根)の野々村直通監督(58)が「21世紀枠に負けて末代までの恥。もう野球をやめたいし、死にたい。腹を切りたい」などと発言した問題で、同校は25日記者会見を開き、野々村氏が同日付で監督を辞任したことを明らかにした。

 野々村氏は問題発言後も「ロマンを持って監督をしている。もう1度やりたい」などと続投を志願していたが、大多和聡宏校長(52)は「何らかの処分は当然」と明言し、退任させる可能性を否定していなかった。

 新監督には山内弘和コーチ(34)が就任し、村本克部長(46)も県春季大会終了までの謹慎処分となった。