浦学親子鷹で埼玉初3連覇/南埼玉大会
<高校野球南埼玉大会:浦和学院4-1立教新座>◇26日◇決勝
森士(もり・おさむ)監督(44)率いる浦和学院が、長男大(だい)投手(3年)の力投もあって3年連続の出場を決めた。大会6日目(8月7日)の第3試合で横浜(南神奈川)と対決する。
浦和学院の親子鷹(だか)が甲子園に飛び立つ。埼玉では初となる夏3連覇を達成した森監督の体が、試合後3度宙を舞った。歓喜の胴上げの輪の中には、森大投手も加わった。同監督は開口一番「感無量です」。たったひとことながら、思いのすべてが込められていた。
初戦から変わりなく、決勝戦の先発も大に任せた。1回表にいきなり3点をもらったこともあって、落ち着いた投球を見せた。5回を被安打4。ソロ本塁打の1点に抑え、いつも通りに高島政信投手(3年)に後を託した。「とにかくほっとしている。ピンチもあったけど最少失点に抑えて、いい形で高島に渡せた」。大はこう振り返った。全6試合に先発、30イニングを17安打6失点で投げ終えた。
森監督は「試合をつぶさず流れをつくってきてくれた。強さが出てきている」と成長を認めた。ユニホームを着ているときは親も子もない。大とは呼ばず、森と呼ぶ。「虎が息子を谷底に落とすがごとく接してきた」と言うように、人一倍厳しくしてきた。だが大は「自分を強くするため。嫌ではない」と力に変えた。入学時、森監督は「1人の選手としてつぶしてしまうかもしれない」と反対したが、それも大の頑張りの前には取り越し苦労だった。
試合後、組み合わせ抽選が行われ、初戦の相手が横浜に決まった。「喜びムードが一気に吹き飛んだ」と森監督は険しい表情を見せたが、大は「相手も同じ高校生。ビビらずに自分の投球をする」。ここでも成長した姿を見せた。
[2008年7月27日9時43分 紙面から]
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