いよいよあと7本に迫った。マーリンズのイチロー外野手(42)が8日(日本時間9日)、ツインズ戦に「1番DH」で出場し、5打数3安打1打点。前日に続く今季10度目の複数安打で、ピート・ローズの歴代最多4256安打に日米通算で残り7本となった。メジャー通算3000安打まではあと29本。試合は5-7で敗れたが、記録達成へ一気にペースを上げた。
イチローの勢いが止まらない。前日の2安打に続く猛打賞。3試合連続の1番打者としての起用に、巧みなバットさばきで応えた。メジャー通算2971安打、打率3割3分。歴代最多安打記録まで日米通算であと7、メジャー通算3000安打にも100試合以上を残して29と、記録達成へ日に日に近づいている。
まずは3回1死走者なしの第2打席。100勝右腕ノラスコの内角スライダーを芯でとらえ右前へ。2本目は0-4の5回1死一、三塁から一、二塁間を抜ける反撃の適時打。次打者の四球で二塁まで進み、4番オズナの中前打で生還した。同点の6回2死一塁では右前打で好機をつくり、勝ち越し点を演出。3試合連続の先発でも、日ごろから「(最初から)試合に出ている方が体は楽」と言う現役最年長野手は疲れを見せなかった。
試合は、先発の元中日チェンが6回途中5失点で降板し、救援陣が崩れ5-7で2連敗。マッティングリー監督は渋い顔を見せたが、話題がイチローに及ぶと「守備もいい。体調をしっかり維持している。まだまだ素晴らしい選手だ」と表情を和らげた。
今月は7試合中4度、先発に名を連ねている。DHでの出場は今季初めて。ただ、9日にツ軍との3連戦が終わればDH制のない試合に戻る。同監督は、今後の起用について「若い3人の外野手をどう使っていくかによる。どれくらいイチローに機会を与えられるかはそれからだ」と、代打中心の起用になると示唆した。
一方で「シーズンはまだまだ先が長い。(主力に)疲れが出る時期はくるし、故障者も必ず出る」とも話す。故障者が続出した昨季、イチローはチームトップの153試合に出場。故障知らずのベテランは、チームにとって今季も頼りになる存在であることは変わりなく、記録達成は確実に射程圏内にとらえている。
◆三振減、四球増 イチローは今季120打席に立ち、三振がわずか5。三振率4・2%はメジャー16年間で最も低い。一方四球はすでに10個選んでおり、四球率8・3%は2年目の02年(9・3%)に次ぐ2番目の高さ。出塁率3割8分7厘と07年以来の高さを記録しており、好調ぶりを証明している。
▼イチローが今季初の指名打者に入り3安打。指名打者での猛打賞はマリナーズ時代の11年8月3日アスレチックス戦(5打数3安打)以来5年ぶり。これで今季の猛打賞は3度目。14、15年の各3度に並んだ。5月25日レイズ戦で大リーグ通算1000三振を記録した後、同27日から42打席連続無三振を続けている。



