ヤンキースはフリーエージェント(FA)となった松井秀喜外野手(35)との調停を申請しない。3日(日本時間4日)からフロリダ州タンパで球団首脳会議を開き、その結果を踏まえて松井らとの交渉に臨む。

 ヤンキースが松井との調停を申請しないのは予想されていた。今季年俸が推定1300万ドル(約11億円)と高額で、ワールドシリーズの最優秀選手(MVP)に輝いた活躍などから、調停になれば球団が不利。球団はFAとなった主力ベテラン組の年俸を抑える意向で、デーモン、ペティットとの調停も申請しない。

 さらに松井の場合は、調停申請後の移籍で旧所属球団への補償が発生するFA選手としてランク付けされておらず、球団が調停を申し入れたとしてもメリットはない。

 キャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)は、他球団からのFA獲得よりも今季ヤンキースに所属した3選手との交渉を優先させる意向で、次週から本格的な交渉が始まる。松井に対する条件は、ニューヨーク・ポスト紙が現在の約半分の年俸で1年契約と予想しており、厳しい交渉になりそうだ。