松井秀喜外野手(35)を獲得したエンゼルスは大リーグ屈指の強豪だ。ここ6年で5度の西地区優勝。投打のバランスが良いチームは試合巧者として他球団に警戒される。

 捕手出身のソーシア監督はバッテリーを中心とした守りの野球を身上とするが、今季のチーム打率はリーグ1位と打線も強力。「ポストシーズンの活躍は実力の象徴」と高く評価する松井に、フリーエージェント(FA)となったゲレロに代わる主軸の働きを期待する。俊足のアイバーに続く2番は勝負強いアブレイユ。ハンター、モラレスが松井とともに中軸に座る。

 今季は主力に故障者を出しながら夏場から快進撃。ソーシア監督はワールドシリーズ優勝を果たした2002年に続き2度目のア・リーグ最優秀監督に選ばれた。

 ヤンキースとの相性がいいことでも知られる。公式戦では昨季まで5年連続で勝ち越し、今季は5勝5敗。今年はリーグ優勝決定シリーズで敗れたが、02、05年のプレーオフでは勝っている。強敵として立ちはだかってきた球団だからこそ、松井の心をひきつけたのだろう。