移籍1年目のキャンプが始まる。気持ちの高ぶりを問われたエンゼルスの松井秀喜外野手(35)は「チームとしては初めてだけど(プロ入り)18回目だから」と淡々と話した。

 22日(日本時間23日)も室内で軽く体を動かし、キャンプに備えた。ソーシア監督と「軽い確認はした。一緒にやることと、やらないことがある」と意思疎通を図り、キャンプは一部別メニューとなる。

 昨年のキャンプではひざの状態を考慮し、一度も守備練習を行わなかった。それが今年は「少しずつできる」と、23日の初日から守備に入る予定。状態の良さを示す、何よりの証しだろう。

 オフから守備への復帰に意欲を見せてきた。その第一歩が、早速刻まれる。松井秀は「(守備練習が)久しぶりだから、楽しみは楽しみ」。高ぶりはないと言うが、表情は少し緩んでいた。