レイズに昇格した松井秀喜外野手(37)は29日、背番号「35」のユニホーム姿を披露した。レイズでの初出場を終えた松井は番号を選んだ理由について「空いていたから。5番も残したかった」と説明。そのうえでプロ野球巨人時代に指導を受けた長嶋茂雄氏の背番号を念頭に「一番の理由は師匠の番号を一ついただいた」と話した。

 松井は1993年に巨人に入団して以来、ヤンキースなど日米の4球団で背番号「55」を付けており、55番以外はプロで初めて。レイズでは先発左腕のムーアが55番を付けている。

 また、松井はヤンキース時代の同僚で通算270勝を残して2008年限りで引退したムシーナの名前を挙げ「年齢を重ねても素晴らしい数字を残す選手にあやかれるようにしたいというのも一つ」と話した。