<エンゼルス4-7マリナーズ>◇11日(日本時間12日)◇エンゼルスタジアム

 マリナーズ岩隈久志投手は先発登板して7回0/3を投げ、6安打3失点で今季3勝目(3敗)を挙げた。防御率は4・16。川崎は出場しなかった。チームは7-4で勝った。

 終始テンポ良く、ストライクを投げ込んだ。立ち上がりから制球が安定し、3回まで安打を許さなかった。4回1死一塁で迎えた主砲プホルスにも、しっかりと内角を突いてから外角低めのフォークボールで三ゴロに仕留め「低めに丁寧に集めるというのを心掛けていた。内角へしっかり攻めた結果が今日のいい投球につながった」と充実感をにじませた。

 7回を投げ終えた時点で82球。完投も狙える球数だったが、8回に2点本塁打を浴びると首脳陣はあっさりと交代を決断した。それでも岩隈は「ウェルズさえ抑えていれば(完投も)いけたんじゃないかなと思うけど、そこにはこだわらない」。手応え十分の投球内容に納得顔だった。