レンジャーズは14日、ダルビッシュ有投手が9回2死から無安打無得点試合を逃した9日のレッドソックス戦で、7回にあった失策が安打に訂正されたと発表した。

 ダルビッシュの被安打数は1から2になった。

 7回、オルティスの放った飛球を二塁手と右翼手がお見合いした。どちらのグラブにも触れずグラウンドに落ちたが「右翼手の失策」が記録されていた。

 ダルビッシュはこの打球で完全試合が消滅したがノーヒットノーランは継続。9回2死後、同じオルティスに安打を許した。

 この試合で失策をつけたウェラー公式記録員は「二塁手か右翼手が問題なく捕球できるものだった」と説明した。しかしオルティスは「誰もが知っている野球のルール。100年以上も常識とされているルールに従えば、内野と外野の間に誰も触らずに落ちた球はヒットだ。公式記録を変えるべき」と納得していない様子で大リーグ機構に不服申し立てをする意向を示していた。

 ダルビッシュは「うちが(試合に)勝ったし、(被安打が)1安打だろうが、2安打だろうが関係ないので、どっちでも構わない」と話した。