巨人からFA宣言し、大リーグ・オリオールズに入団する上原浩治投手(33)が仮契約を済ませ、11日にも渡米することが8日、明らかになった。

 この日、都内でランニング、キャッチボールなど約4時間のメニューをこなした。ボルティモアには約1週間滞在する予定だ。メディカルチェック後、正式契約を済ませ、入団発表に臨む予定だ。また本拠地オリオールパーク・アット・カムデンヤーズや関連施設を視察し、住居探しも行う。すでに就労ビザの申請も済ませており、「オリオールズ上原」誕生は秒読みに入っている。

 同じグラウンドで練習したアストロズ松井稼頭央内野手(33)は、同い年でもある上原のメジャー移籍を歓迎。「地区が違うのでオープン戦か、ワールドシリーズしか対戦できないけど、うれしいし、刺激にもなる。隣でキャッチボールをしたけど『肩、できすぎちゃうか』って言ったくらい仕上がりが早かったね」と声をかけ合っていた。