【サラソタ(米フロリダ州)18日(日本時間19日未明)=佐藤直子通信員】大リーグの春季キャンプが、フロリダ、アリゾナ両州でスタートした。バッテリー組から始動し、日本人選手では、メジャー2年目のオリオールズ上原浩治投手(34)、招待選手から昇格を狙うヤンキース井川慶投手(30)が先陣を切ってキャンプイン。マリナーズ・イチロー外野手(36)、エンゼルス松井秀喜外野手(35)ら野手組は23日から順次キャンプインする。

 午前9時に球団施設に到着した上原は、2年目のキャンプをまずは身体検査からスタートさせた。気温は約12度とフロリダにしては低かったものの、顔見知りのチームメートと談笑するなど、表情は明るかった。今季はキャンプ地がフォートローダーデールからサラソタに移転。前日には初めて訪れたロッカールームや、充実したウエートトレーニング室の印象を「(去年と)比べたら失礼なくらい」と話し、大幅に改善された環境に気をよくしての発進となった。