広島が7日、他球団との交渉が解禁となったFA選手のドジャース黒田博樹投手(35)獲得に名乗りを上げた。「(球団の)帰ってきてほしいという気持ちは伝わっているはず」と鈴木球団本部長は明かし「前向きに話をしたい。球団としては最大限の条件で迎えたいと思う」と明言した。

 金額など内容については明かさなかったが、メジャー各球団のオファーは、広島より金額面では上回ることが予想される。それだけに同本部長は「彼が広島に帰ってきたいと思うかどうか。(ワールドシリーズ出場など)メジャーでやり残したことがあるのかどうかで(復帰か否か)変わってくると思う」と話した。

 黒田がドジャース移籍後も、広島は復帰を想定して背番号「15」を一時的に欠番にしている。今年9月末には同本部長が渡米し、ドジャースタジアムで黒田のピッチングを視察。今後は、同本部長が渡米して交渉にあたることも検討している。