<アスレチックス2-3レンジャーズ>◇21日(日本時間22日)◇オークランドコロシアム
【オークランド(米カリフォルニア州)=広重竜太郎】アスレチックスのビリー・ビーンGM(49)が松井秀喜外野手(37)の守備に高評価を与えた。レンジャーズ戦で地元ラジオ局にゲスト出演。松井について聞かれ「守備は新しい発見だった。すごくよく動けているし、ポジショニングもうまい」と絶賛した。起用法がDHに限定されずに左翼とも併用できるメリットを認め、来季の残留オファーをする可能性が高まった。
1度はメジャー球界から失格の烙印(らくいん)を押された守備。技量より爆弾を抱える膝への負担を懸念された。今季も6月中旬まではDH専門。だがメルビン監督代行が就任してからは08年以降では最多となる25試合で守り、3補殺も記録。守備範囲は広くないが、安定感は正左翼手のウィリンハムを上回った。
敏腕GMの称賛の声は続いた。「彼はスーパースターだ。確かに選手として晩年を迎えているかもしれない。だが、日本メディアからの取り上げられ方も予想以上だったし、彼を獲得できたのは素晴らしい経験だった」。前向きな言葉を並べた。
この日は松井を重用してきたメルビン監督代行が監督に昇格し、来季から3年契約を結ぶことが発表された。指揮官は試合後「ヒデキは私の監督生活の中でもお気に入りの選手の1人」と話す一方で「FAになる彼の決断にもよるし、球団としても多くのFA選手を検討しないといけない」と言葉を選んだ。だがこの日も若手有望株のカーターを起用せず、松井を継続起用していることは愛着度の高さを表している。GM、指揮官の高評価は松井の去就に大きな影響を与える。



