広島の黒田博樹投手(40)が28日、試合形式のフリー打撃に登板した。打者計12人に対し、46球、安打性2本、1四球に抑えた。しかし、前日に「バットを折る」と宣言した新井のバットは折れず、左翼席へ復帰後初本塁打を浴びた。

 1巡目は梵と天谷からバットを折り打ち取ると、新井を外角低めのスライダーで中飛。2巡目の第3打者の新井に対し、セットポジションから内角ツーシームを左翼席に運ばれた。

 3巡目は再び天谷のバットを折り二塁ゴロ。新井にはスライダー2球で追い込むと、最後は外角低めのツーシームで見逃し三振で前打席のリベンジを果たした。

 新井に1発を浴びたものの、変化球の切れが増し、3本のバットをへし折った。沖縄キャンプ最後の実戦形式の登板で、順調な仕上がりを印象づけた。