森脇オリックスが「前哨戦」で大敗した。開幕カードの相手である西武に、序盤から防戦一方。先発東明が5回途中KOなど、オープン戦9年ぶりとなる14失点を喫した。京都で4年ぶりの試合に、猛牛ファンのため息も聞かれた。

 それでも森脇浩司監督(54)は淡々と振り返った。「(東明は)全部が全部悪いわけじゃない。少し気持ちが入りすぎていた。球が少し高かった。開幕に当たる相手とは分かっているが、それより今やるべきことを優先させる」。あくまで調整段階であることを強調した。

 打線も糸井がスタメン外とはいえ、開幕投手に内定している岸から得点を奪えなかった。ブランコが初長打を放ったのは収穫だが、ちょっぴり不安は募る。佐藤打撃コーチは「(岸は)もっとキレも精度も上がってくる。開幕までにもっと研究してリベンジしますよ」と誓った。