8年ぶりに古巣復帰で主軸も期待された広島新井貴浩内野手(38)が18日、右肘に腫れと痛みを訴えチームから離脱した。札幌から広島に移動。今日19日に広島市内の病院で検査を受ける予定だ。詳細は受診後に判明する見通しだが、キャンプから体を追い込み、主力として計算されていただけに、離脱が長引けば大きな痛手となる。

 札幌ドームに新井の姿はなかった。この日の朝、右肘に腫れと痛みを訴えてチームを離れた。試合前練習にも参加せず静養。広島に戻り、今日19日に広島市内の病院で検査を受ける運びとなった。全治や程度などの詳細は検査を受けるまで不明で、長引けば開幕も微妙な状況となる。

 新井は前日17日の日本ハム戦にも「6番一塁」で先発出場。3打席終わった後の6回裏から退いていた。松原1軍チーフトレーナーは「朝、確認したところ痛みと腫れがある状態だった」と説明し、右肩の古傷とは無関係とした。今日19日からの福岡遠征は外れ、復帰は最短でもオープン戦最終戦となる22日ソフトバンク戦(マツダスタジアム)となる。

 新井は春季キャンプでは早出練習にも参加するなど、レギュラー奪取へ向け体を追い込んだ。オープン戦では全8試合のうち7試合で先発出場。打率こそ1割1分8厘だが3試合で4番に座り、三塁でも2試合出場した。開幕スタメン候補に挙がるほど期待されていた。緒方監督も「経験のある打者として期待している」と話していた。

 広島は昨季の本塁打王エルドレッドが右膝内側半月板損傷で一時帰国。ロサリオも2月25日に急性虫垂炎の手術を受けるなど、長距離砲が相次いで離脱している。新井の復帰に時間がかかれば、貴重なピースを失うことになる。開幕にも影響のない軽症であることを祈るしかない。【池本泰尚】