日本ハムは7日、安全対策が不十分だったとしてファウルボールにより受傷した原告に損害賠償の支払いを命じた3月26日の札幌地裁の第1審判決を不服とし、札幌高裁に控訴したと発表した。

 球団側は「控訴審におきましても、当社の対応が適切であったことを引き続き主張してまいります」とコメントした。

 1審の判決によると原告は2010年8月21日、夫や子ども3人と日本ハム対西武戦を観戦していた際、ライナー性のファウルボールの直撃を顔に受け、右顔面骨骨折や右眼球破裂の重傷を負った。球団以外の被告は球場所有者の市、管理会社の札幌ドーム(札幌市)。