中日が圧倒的不利予想を覆して勝利を収めた。延長11回、平田が決勝の1号ソロを放って勝負あり。20歳のプロ未勝利の若松が、黒田と投げ合うという試合。若松は黒田以上の粘り強さを発揮し、6回1失点。ともに勝ち負けはつかなかったが、最後に平田が決めた。

 ルナが右肘痛で欠場、武山も負傷交代と総力戦での勝利。自身も今季最長の5回を守って貢献した谷繁兼任監督は「最後は平田の本塁打という最高の形で1点を取れたけど、今日は全員で取った1勝です」と充実の表情を浮かべた。