富士大の今秋ドラフト候補右腕、多和田真三郎(4年=中部商)が、10球団14人のスカウトが見守る中、13奪三振1安打完封で春1勝目を挙げた。

 4回裏2死二、三塁のピンチを三振で切り抜けるなど、最後まで直球、変化球をうまく散らす丁寧な投球を貫き、1点を守りきった。多和田は「変化球でストライクが取れるようになったのが去年と違う。まわりが見える感じで、余裕も出てきた」と手応えを口にした。