明大が、1勝1敗の五分に戻した。

 先発のドラフト1位候補、上原健太投手(4年=広陵)が最速145キロをマークし、5回を4安打4奪三振で無失点に抑えた。

 3月に左手人さし指を裂傷した影響から、大事を取って早めの交代になった。「今日はあまり真っすぐは投げてないです。中盤からは7割ぐらいの力でも通用した。緩急をうまく使えました」と納得の表情。

 打撃陣は、3年生史上初のリーグ通算100安打を達成した高山俊外野手(4年=日大三)が、6回に満塁本塁打を放つなど、7点を奪った。

 人生初の満塁本塁打を放った高山は「今日はチームメートに助けられました。みんながつないで、自分に回してくれた」と感謝した。