阪神ランディ・メッセンジャー投手(33)が今日28日ヤクルト戦で汚名返上のマウンドに上がる。甲子園でキャッチボールやショートダッシュで最終調整。グラウンドから引き揚げると、右手を高々と挙げヒラヒラと横に振った。報道陣の前を無言で通っていった。

 22日DeNA戦では打席で打つ気をまったく見せずに見逃し三振するなど、無気力と疑いをかけられた。6回7失点で3連敗となる3敗目。和田監督は「気持ちを出して戦っていく選手。そのパワーがチームの勝利に貢献する方向にいってくれるようにね。感情を抑えてしまうと、メッセじゃない。闘志を出していくタイプだから」と気力の発散を求めた。山口投手コーチも「エースとして頑張るしかない。気持ちが吹っ切れたというか、練習を見たら普通や」と期待した。首位ヤクルトを剛腕でねじ伏せ、懸念を吹き飛ばす。