広島黒田博樹投手(40)が3日、故障のため出場選手登録を抹消された。ヤクルト7回戦の試合前に松原1軍チーフトレーナーが発表した。

 4月27日に広島市内でチームドクターの診断を受け「右腓骨(ひこつ)筋腱(けん)周囲炎」と診断されていた。くるぶしの外側を走る腱(けん)の炎症という。

 松原トレーナーは「ここ数試合で症状があった。登板の間隔で改善させながら最善を尽くしてきたが、先日(5月1日)の登板では改善が遅れた。投球にも支障が出てきた。(黒田本人は)次の登板に、意欲的にやりたいと意志が強かったが、今回はトレーナーが今後のことを踏まえてストップをかけさせてもらった」と説明した。

 ◆黒田の前回登板VTR 1日のヤクルト戦(神宮)は復帰後初のナイター。1回に先制点を献上。2回も満塁から上田に3点適時三塁打を浴びた。逆球も多く、3回には「スプリットが抜けなかった」と雄平に右越えソロを浴びた。結局、6回を投げ6安打を浴び復帰後ワーストの5失点で降板。試合も4-5で敗れ、黒田は2敗目を喫した。ここまでの5試合でいずれもクリアしてきた6回以上、自責点3以下のクオリティースタートにも失敗した。