愛知県出身のソフトバンク工藤公康監督(52)が故郷で迎える交流戦開幕にも自然体だった。

 25日に行われた練習を視察するため、敵地ナゴヤドームに足を運んだ。「巨人に移籍して、最初の試合がここだったな…」。FAでダイエーから移籍した00年4月4日が巨人での初登板だった。7回1失点で中日打線から13三振を奪い、初勝利を挙げた。それでも指揮官に個人的な思いはない。

 「地元であろうが、選手には関係ない。ファンの喜ぶ試合をやりたい」。首位日本ハムに1ゲーム差でリーグ戦を中断。交流戦に強いチームを率いて、貯金をためることができるか。