阪神呉昇桓投手(32)が満塁弾を浴び逆転負けを喫した。

 3-2の1点差で迎えた9回2死満塁。この日、2安打をマークしている3番角中と相対した。ファウルで粘られ、フルカウントからの9球目だった。136キロの内角高めスライダーを捉えられた。右翼フェンスギリギリに吸い込まれた。

 マウンドの呉昇桓は呆然と立ちつくした。来日2年目で初の被満塁弾に「自分の責任。ああいう状況を作ってしまったことが今日の反省です」と肩を落とした。

 和田監督は「2死からやな。(鈴木への)四球が一番痛かった。(角中の場面は)あそこからなかなかボール球を投げられないカウントになってしまったからね」と話した。