花火が上がった直後、燕党の歓声が上がった。9回1死二塁のヤクルトのチャンス。長岡秀樹内野手(24)が打席に入る前、Mrs. GREEN APPLEのライブ中のMUFGスタジアム(国立競技場)から緑が多めのカラフルな花火。チームカラーとも言える色だ。「花火が上がったので、お祝いしてくれてんのかなと思いながら打席に立ちました」。一時中断後にサヨナラ打を放った。

7回に1点を返し、直後の8回前に1度目の花火。1点ビハインドで9回の攻撃を迎えた。相手は巨人守護神マルティネス。田中の右翼線二塁打、丸山和の左越え適時二塁打で追いついた。1死二塁となり二塁走者の丸山和がスタート。「ピッチャーが、キャッチャー、バッターと結構集中していたのでいけるかなと」。三盗を決め、池山監督は「好判断だったと思う」と評価。長岡が前進守備になった遊撃手を強襲するような中前打で試合を決めた。

高卒2年目田中が口火を切る長打。「めっちゃ好きで、このライブも行きたいなと思った。ミセスの力もあったのかな。(花火は)めちゃくちゃ見ていました」と笑顔を見せた。

連敗を免れ首位堅守だ。池山監督の「Magic」のような采配、明るい空気の影響もあり13勝5敗の燕軍団。ベンチもスタンドも満開の桜のような笑顔の花が咲いている。【塚本光】

▽ヤクルト奥川(今季初勝利逃すも7回3失点)「投球は大反省ですけど、こうやってゲームに勝てたのでしっかり次にまたつなげたい。頑張って投げればこういうこともあるんだなと。勝てただけでも感謝しなきゃ。自分に勝ちをつけたかったらああいう投球をしていたらダメ」

▽ヤクルト清水(9回を3者凡退に抑え、直後のサヨナラ劇で3年ぶり勝ち投手)「こういう勝ち方ができたのはすごくうれしい。チームにいい流れを持ってこられたんじゃないかなと思います」

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