ソフトバンクが内川聖一外野手(32)の右翼へのサヨナラ犠飛で今季6度目のサヨナラ勝ちを飾った。

 西武の守護神高橋朋を相手に2点のビハインドを追いつき、なおも1死満塁。4番内川が初球を右翼へ打ち上げ、サヨナラ勝ちを決めた。サヨナラの走者の生還を確認した内川は鳥越一塁コーチと抱き合い、その場に出来た歓喜の輪は右翼線方向まで進んでいった。

 「鳥越さんを巻き込んでしまいましたね。昨日(1日)が鳥越さんの(44歳の)誕生日だったんで。同じ大分出身で、いつも厳しいこともハッキリ言ってもらえる先輩。一番近くにいるのがうれしくて、一番はじめに飛びつきました」と、歓喜の瞬間を振り返った。

 粘りの逆転勝ちには「みんなすごい。感動した」と主将としてナインの姿勢をたたえていた。