首位の阪神が鮮やかなDeNA3連戦3連勝で息を吹き返した。

 首位固めするはずだった直前カードの18日からの巨人3連戦(東京ドーム)で悪夢の3連敗を喫した。深い傷を負ったはずだが、今年の阪神はひるまない。この日は先発メッセンジャーが8回1失点の好投。打線も小刻みに加点して逃げ切った。和田豊監督(52)は「ここで3連勝したから、どうのこうの言うことはないけど、東京ドームであんなやられ方をしてから、この京セラドーム大阪に乗り込むまで、しっかり気持ちを切り替えた。引きずりがちな試合ではあったけど、それを振り払って、選手は乗り込んでくれた。練習の時から、まったく暗い雰囲気はなかった。とにかく選手たちもね。俺も毎試合毎試合、言うけど、とにかく今日の試合、何とか1戦1戦という気持ちでやってくれている。引きずることなく、いい切り替えができている」と目を細めていた。