東北福祉大(仙台6大学野球)が秋季リーグ開幕(29日)前の実戦最終調整で、プロから手痛い洗礼を受けた。1-11で楽天2軍に完敗。開幕投手に指名されている最速151キロ右腕・佐藤優(4年=古川学園)が3回4安打5失点(自責点3)で降板。6四死球と制球に不安を残す中、今秋からチームを指揮する大塚光二新監督(48)は先発候補の6投手全員を試した。

 佐藤は降雨で足元が不安定な中、プロ相手に初登板。楽天を含むプロ6球団が視察したが、本来の力を出し切れなかった。3ケタ背番号の育成4選手とも対決。佐藤は「必死さが伝わってきた。気持ちを切り替えて、リーグ戦は万全の状態で期待に応えたい」と雪辱を誓った。【佐々木雄高】