阪神は11日、前日の巨人戦(甲子園)で9回に沢村から右手に死球を受けた狩野恵輔外野手(32)が兵庫県西宮市内の病院で検査を受け、右手第5中手骨骨折と診断されたと発表した。出場選手登録を抹消された。全治期間は発表されなかったが、関係者によれば復帰までに1カ月はかかる可能性が高いという。シーズン中の復帰は絶望的。ポストシーズンでの復帰を目指す。

 狩野は今季、関本が離脱した6月から、代打の切り札として活躍。66試合、打率2割7分4厘、3本塁打、13打点だった。和田豊監督(53)は「関本がいない間、頑張ってくれていたから(離脱は)痛いけど…」と沈痛な面持ちだった。