中日谷繁元信兼任監督(44)が朝倉の現役ラスト登板に感慨深げな表情を浮かべた。

 完封を狙えた若松を5点リードの8回1死一塁でスイッチ。朝倉が1球で堂上を捕邪飛に打ち取ると、監督就任2年目で初めてベンチからマウンドに行き「ご苦労さん」と笑顔で声をかけて交代を告げた。試合後の定例会見も朝倉の胴上げに間に合わせるために早めに切り上げ、輪に加わった。「健太とは長い間バッテリーを組んだ。寂しくなる。最後はすっきりとね。1球だったけど彼らしさが出た。とにかく思い切って投げたのでは」と話した。