巨人は7回以降、3イニング連続で得点圏に走者を進めながら、好機であと1本が出なかった。

 7回は無死一、二塁のチャンスに代打・寺内が犠打失敗。堂上、アンダーソンと連続代打も凡退し、8回は1死三塁から坂本、2死一、三塁から長野が抑えこまれた。9回も1死一、二塁まで追い詰めたが、守護神バーネットの気迫に屈した。主将の坂本勇人内野手(26)は「どんな形でも1点取りたかった。もう少し、何とかしないと」と唇をかんだ。ヤクルトにマジック3が点灯したが、残り4試合での逆転優勝に向け「1戦1戦、全力で頑張るだけ」と力を込めた。